何度打っても、また比べたくなる。tTウェッジ打ち比べ

こんにちは、ブログ担当のtKです。
今回は、JUCIEの原点ともいえるtTウェッジについて。

最近また、tTウェッジの「Bソール」「Sソール」「Dソール」、そしてtTウェッジ2.0の「Tソール」「Gソール」を打ち比べてみました。
これまで何度も打ち比べているんですけどね。
それでも、なぜかまた打ち比べたくなる。
なんなんでしょうね(笑)。
その日の調子によって感じ方が違ったり、「やっぱりこれだな」と再確認したり、逆に以前とは違うソールが良く感じたり。
これだけソールのバリエーションがあると、やっぱり面白いんです。
すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、今回はそれぞれのソールの特徴をざっくりご紹介しながら、松吉さんに怒られそうなくらい僕の主観を入れて(笑)お届けしたいと思います。


Bソール|やっぱり基準に戻ってくる
まずはBソール。
5つの中でも比較的オーソドックスで、JUCIEの基準的な立ち位置に感じるソールです。
フルショットからの流れで使いやすく、フェースをスクエアに構えて、そのまま真っすぐ当てていく。
そんなシンプルな使い方がとてもしやすい。
かといって、フェースを開いたときに違和感があるわけでもありません。
僕はボールを若干右足寄りにセットして、ピッチエンドランのようなイメージで打つことが多いのですが、これが本当に安定する。
何球か打っていると、
「もう、ずっとこれでいいんじゃないか?」
と思えてきます(笑)。


Sソール|ハマったときの「ビタッ」が気持ちいい
続いてSソール。
三日月型とも呼ばれる特徴的な形状で、ソールには平らな面がしっかりと残されています。
個人的にこのソールで好きなのが、地面にきれいにコンタクトしたときの感触です。
ソールが地面に当たった瞬間、一瞬ピタッ!と張り付くような感覚がある。
これが本当に気持ちいいんです。
ただし……
きれいに入っていれば、の話です。
うまく入っていないと、あの気持ちよさが出ない。
そして今日も出ない……(笑)。
だからこそ、きれいに入った一球がまた打ちたくなる。
僕にとっては、そんなソールです。


Dソール|自動的に開いて構えたくなる
Dソールは、ヒール側が斜めに削られていて、フェースを開いて使いやすい形状になっています。
そして、このモデルだけロフトは60°。このソール以外は、すべて58°の設定があります。
この60°というロフトと、開いて使いやすいソール形状が組み合わさることで、スピン性能もかなり強く感じます。
僕自身、アプローチでは自然とフェースを開いて構えるクセがあるので、
Dソールを持つと、アドレスに入った瞬間からすんなり構えられる。
「こう使おう」と考えなくても、構えた時点でなんとなく使い方が決まる。
僕にとっては、とても扱いやすく感じるソールです。


Tソール|上から入れたときの強さ
そして、tTウェッジ2.0のTソール。
特徴的なのは、ソールにくっきりと入った縦方向の山です。
打ち込み系のインパクトに強い形状で、実際に打ってみてもその特徴はかなり感じます。
少しフェースをシャット気味に使いながら、上からしっかり入れていく。
すると、
「バツン!」と、しっかりボールに入ってくれる。
この感触はTソールならではだと思います。
そして60°のスピン性能はとにかく抜群。
人工マットのグリーンもなんのその。
「それ止まるのですか?」
と思うくらい、しっかりスピンが入って止まります。
以前の記事でもTソールについて書きましたが、改めて打っても、やっぱりこの強さは感じます。


Gソール|滑らかさが、とにかく心地いい
最後はGソール。
全体的に丸みのあるラウンド形状で、ソール幅も少し広く作られています。
実際に地面へコンタクトさせたときの印象は、とても滑らか。
この「滑らかさ」が、Gソールの特徴・面白さだと思います。
ソールが滑らかに機能するので、フェースを開いたり、ロブショットを打ったりと、細かな操作がしやすい。
「クラブが勝手に助けてくれる」という感覚は、5つの中では比較的少ないかもしれません。
その代わり、自分の感覚をクラブに伝えやすい。
その繊細さと滑らかさが、なんとも心地いいんです。


ここまで打ってくると……
全部使いたい。
ただし、そんなにウェッジばかりバッグに入れるわけにもいきません(笑)。
せめて2本は、違うソールをバリエーションとして入れたい。
そうなると、
「何をバッグから抜こう……?」
という、別の問題が出てきます。
どうしましょう(笑)。
打ち比べるたびに、悩みは尽きないのです。

結局、どのソールがいいのか?
JUCIEのウェッジを選ぶ基本は、
「どう使いたいか?」
「どう打ちたいか?」
そこに合わせてソールを選んでいただくことです。
ただ、ここで一つ難しいことがあります。
そもそも、
「自分がどう打ちたいのか分からない」
「自分なりの打ち方や使い方が、まだ定まっていない」
というゴルファーも多いはずです。
それなら、無理に頭で決めなくてもいいと思います。
実際に打ち比べてみると、不思議なくらい、
「なんか、これ打ちやすい」
というソールが出てきます。
反対に、特徴を読んだときには自分に合いそうだったのに、実際に打つとしっくりこないこともあります。
だから、可能であればぜひ全部打ち比べてみてください。
5種類もあると「どれを選べばいいんだろう?」と思うかもしれません。
でも、僕が改めて5つを打ち比べて思うのは、基本的にどのソールタイプもヘッドとしての完成度が高いということ。
だからこそ、単純に「どれが一番良いか」ではなく、
自分に合うものを選ぶ楽しさがある。

そして、打ち方や状況によって使い分ける楽しさもある。
その日の調子によって感じ方が変われば、また別のソールを打ってみたくなる。
そしてまた悩む(笑)。

選ぶ楽しさと、使い分ける楽しさ。
そこまで提供してくれるのが、JUCIEのウェッジなのだと思います。

いつも変わらず、いつも新しい。tTウェッジの本質

JUCIEの「tTウェッジ」は、2019年の発売当初から現在に至るまで、多くのゴルファーの皆様にご愛用いただいています。先日も、初期の頃からずっとtTウェッジを使い続けてくれているプロが、レギュラーツアーで素晴らしい優勝を飾りました。
これほど長く一つのモデルが支持され続けるのは、クラブの世界において少し異例なことかもしれません。しかし、そこにはtTウェッジならではの明確な理由があります。その軸となるのは、「金型による大量生産ではなく、CNCのフル削り出しによる少量生産を続けている」という点です。
そのことがもたらす、tTウェッジの本質について、お話していきたいと思います。


大量生産の古いストックではない。「常に作りたてのニューモデル」を届ける強み

一般的なクラブの場合、一度金型を作った時点で大量生産され、発売期間に製造されたストックが市場に流通し、販売終了後は新しいヘッドを入手することが出来なくなります。気に入ったモデルが販売終了となると、プロであってもメーカーの倉庫にある古いストックを使うか、場合によっては中古クラブを見つけ次第買い溜めるといった話を聞くこともあります。
しかし、tTウェッジは違います。
私たちはCNCのフル削り出しによる少量生産を貫いています。だからこそ、過去に発売スタートしたモデルであっても、倉庫の古い在庫を使用するのではなく、常に作りたてのニューモデルを変わらずに供給し続けることができるのです。
この強みは、プロの現場において大きなアドバンテージとなります。シーズン中、プロなら信頼できる同スペックのヘッドを、人の手が入る研磨仕上げよりも圧倒的に高精度なCNCモデルとしていつでも追加供給できるため、いつでも新しいクラブへとリフレッシュして試合に臨むことが可能です。
これはプロに限った話ではありません。一般のゴルファーの皆様にとっても、「自分に合う、お気に入りの性能」が決まったのであれば、古いものをだましだまし使い続けるのではなく、ぜひ同じクラブを最新の状態へと更新していただきたいのです。いつでも変わらない最高の状態を手に入れられることは、ゴルフを続ける上で大きな安心感につながります。


プロのセッティングの変化を支える「変わらない基本設計」

第一線で戦うプロのセッティングをよく見ていただくと、彼らが常に全く同じものを使い続けているわけではありません。その時々のコンディションや戦い方に合わせて、使うソールタイプや番手の構成を常に細かく変えています。時には、一般市場にはまだ出ていないプロトタイプ的なモデルをテストしてもらうこともあります。
選手たちが迷うことなく、そうした新しいソール形状や番手構成にチャレンジできるのは、ベースにある「tTウェッジの変わらない基本設計」がしっかりと生きているからです。
根底の設計がブレないからこそ、セッティングを変更しても戸惑うことなくスムーズに移行でき、自身の技術と新しい武器を直結させることができる。古い仕様のまま停滞するのではなく、「変わらない安心感」と「常に進化する新しさ」が同居しているからこそ、シビアなプロたちの要求にも応え続けることができるのです。
そして、この「気に入ったクラブがいつでも変わらずに手に入る」というメリットは、皆様のゴルフスタイルにも大きく広がっていきます。ベースとなる設計思想や材質、製造方法などが同じなので、フィーリングが不変だからこそ、芝の薄い時期やラフが深い時期など、季節やコースコンディションに合わせて別のソールを試してみる。そうしてシーズンによってセッティングを柔軟にかえていくことで、アプローチのバリエーションをご自身の引き出しとして増やしていく――そんな楽しみ方をしていただくのも、非常にお勧めの使い方です。


「テセウスの船」のように、本質を受け継ぎながら進化する

例えるなら、tTウェッジは“テセウスの船”のようなモデルかもしれません。時代や求められる最新のニーズに合わせて必要なブラッシュアップや試行錯誤を重ねながらも、ゴルファーが求める本質的な魂や性能の軸は決してブレない。
CNC削り出しの少量生産によって、同じモデルをいつでも作りたての新品の状態で手に入れることができ、その手にあるクラブは常に最良の進化を遂げている。
「いつもの安心感」がありながら、その中身は「いつも新しい」。
だからこそ、構えた瞬間に迷いが生まれず、新しい攻め方やクラブの選択にも自信を持ってチャレンジしていただけます。
tTウェッジがいつの時代も色褪せないのは、そうしたモノづくりの姿勢を貫いているからです。ぜひ日々のゴルフや試打の中で、その「変わらないのに新しい」真価を体感してみてください。