もう一つのcHアイアン。「正統派」は何が違うのか?

こんにちは、ブログ担当のtKです。
今回は、皆さんも気になっているであろう、cHアイアン「正統派」について。
ようやく、ほんの少しですが情報が入ってきました。
「ほんの少しかよ!」
という声が聞こえてきそうですが(笑)。
まだ正式にお伝えできないことも多いため、今回は分かってきたことと、そこから僕が感じていることをお届けしたいと思います。


もう一つのcHアイアン

cHアイアンは当初から「令和イケメン」と「正統派」という、2つのモデルが登場することが発表されていました。
先に発売された「令和イケメン」は、その特徴的な顔つきが話題となりました。
そして、ツアーの現場でも高く評価され、発売から現在まで、絶え間なく注文をいただいています。
否が応でも気になるのが、もう一方の「正統派」。
「正統派はいつ出るの?」
「令和イケメンと何が違うの?」
そんなお声を、これまで何度もいただいてきました。
誰よりも気になっていたのが僕自身でしょう・・・。
そして今回、ようやく少しだけ、その輪郭が見えてきました。


何度も繰り返すCNC加工のセッティング

実は松吉さんからは、もう少し早い時期にサンプルを見せられるだろう伺ってしました。
しかし、提示された時期からはだいぶ経ってサンプル到着の連絡がありました。
ここに至るまで、JUCIEのものづくりへの追求があったようです。
JUCIE製品は全てCNC加工によって複雑な形状を高い精度で実現しています。
CNC加工と聞くと、
「設計データを入力すれば、あとは機械がその通りに削り出してくれるんでしょ?」
と思われる方もいるかもしれません。
僕も以前は、そんなイメージを持っていました。
ところが、実際はそう簡単ではないようです。
設計通りの形状に仕上げるためには、加工機のセッティングや使用するドリルの種類、加工条件など、さまざまな調整が必要になるそうです。
しかも、JUCIEが求めるのは、単に設計図に近い形になっているというレベルではありません。
松吉さんが考える性能を実現するために、細かな部分まで追い込んでいく。
加工して、確認して、調整して、また加工する。
その繰り返しだそうです。
幾度にもわたる調整を経て、ようやく松吉さんのOKが出る。
そしてこれが、なかなか出ないのでしょう(笑)。
そこまでしなければ実現できない形状を追求しているということでもあります。
こうした話を聞くと、完成したクラブの見た目だけでは分からない、ものづくりの奥深さを感じます。


「正統派」は、単なる顔違いではなさそう

さて、ここからが今回新たに分かってきたことです。
まず、慣性モーメントについて。
「正統派」は「令和イケメン」と比較すると、慣性モーメントはやや控えめになるようです。
ただし、それでも単一素材の軟鉄アイアンとしては、トップレベルの慣性モーメントを確保しているとのこと。
直線的な動きを得意とする令和イケメンcHアイアンに対して、今回の慣性モーメントの違いが、どのような打感や操作感につながるのか。
とても気になるところです。
慣性モーメントはいわゆる「やさしさ」を考えるうえで、重要な要素の一つです。
しかし、慣性モーメントが大きければ、すべてのゴルファーにとって使いやすいというわけでもありません。
クラブには、操作感や振り心地、構えたときの印象など、さまざまな要素があります。
車に例えるなら、直進安定性に優れた車が、必ずしもすべてのドライバーにとって好まれるとは限らないのと似ているかもしれません。
安定感を重視するのか。
自分の操作に対して、より素直に反応してくれる感覚を求めるのか。
実際に打ってみなければ分かりませんが、きっと松吉さんの事です、絶妙なバランスを成立させてくるに違いありません(勝手に)。


ソールには、新パターンが用意されている?

そして、もう一つ気になる情報があります。
JUCIEが得意とする、ソール設計についてです。
どうやら「正統派」には、「令和イケメン」とはソールアクションの異なる形状が採用されるようです。
JUCIEのウェッジを使っている方なら、ソール形状によって地面への当たり方や抜け方が大きく変わることを感じている方も多いと思います。

そして、アイアンでもソールの役割は非常に重要です。
同じようにボールを捉えているつもりでも、ソールの形状によって、地面にコンタクトした瞬間にヘッドアクションや、その後の抜け方は変わってきます。
ここを車に例えるなら、サスペンションのセッティングに近いのかもしれません。
同じエンジンを搭載していても、足回りの味付けが違えば、乗り心地やコーナリングの感覚は変わります。

アイアンも、ヘッドの基本性能が優れていることはもちろん大切ですが、実際に芝の上で使ったときにどう振る舞うのか。
今回の「正統派」のソールアクションには、どんな違いがあるのか。
これは早く芝の上で打ち比べてみたいところです。
……ワクワク。


ロフトと番手構成にも変化が?

ロフト設定や番手構成についても、「令和イケメン」とは異なる部分があるようです。
しかも、その変更はソールアクションとも関係している模様。
アイアンのロフト設定は、単純に飛距離を決めるためだけのものではありません。
どの番手からセッティングを組み立てていくのか。
どんなシャフトを組み合わせるのか。
同じヘッドでも、シャフトの重量や特性によって、適切なロフト設定の考え方も変わってきます。

ヘッドが持つ性能を、どんなシャフトと組み合わせて引き出していくのか。
そう考えると、ロフト設定や番手構成の違いも、単なるスペックの変更ではなく、クラブ全体のセッティングを考えるうえで重要な意味を持ってきます。


同じcHアイアン。違う個性。

慣性モーメントの設定。
ソールアクション。
ロフト設定と番手構成。
それぞれに違いがあり、どうやらクラブ全体として、異なる個性を持つようです。
「令和イケメン」は、その特徴的な顔つきと高い性能で、これまでの軟鉄アイアンのイメージを大きく変えてくれました。
では、「正統派」はどうなのか。
正統派という名前から、オーソドックスなアイアンを想像している方も多いと思います。
でも、今回聞いた話からすると、見た目は正統派でも、中身は半歩先をいってくれていそうです。
同じcHアイアンという系譜にありながら、それぞれに違った魅力がある。
そんな2つのモデルになってくれたら、選ぶ側としては本当に面白いですよね。
もっとも、まだ実物を打っていないので、今の段階では想像することしかできません。
今回の情報だけでも、僕はかなりワクワクしています。
きっとcHアイアンはこの先、その性能の高さと選ぶ楽しさでアイアン業界を牽引し、長く愛されるモデルとなる!と確信しています。
もうすぐ試打もできるそうなので、新たな情報が入りましたら、こちらでご紹介していきます。
お楽しみに!