得意技を活かす時が来た

これまでブログや製品の解説を通じてもお話ししてきた通り、「cHアイアン」の開発では、自分自身のこれまでの設計手法や“得意技”をあえて一度横に置き、ゼロベースで現代のスイングや物理的アプローチに向き合って設計を行いました。
そして、cHアイアンの設計を進めていたまさにその裏で、もうひとつのアイアンの開発を同時進行させていたことを覚えていますでしょうか。
「道具がプレーヤーを助けてくれる性能」とは何か。
今回は、ついにその答えとなる年内発売予定のNEWモデルについて、生まれた経緯をお話ししたいと思います。


「ジューシーのモデルは、未来のことしか考えていない」

ありがたいことに、私はジューシーのプロダクトだけでなく、他社ブランド様のクラブ設計・開発に携わらせていただく機会も多くあります。
そんな折、クラフトマンやゴルフ関係者の方から、こんな質問をいただくことがあります。
「他社の設計と、ジューシーのモデルってどうやってすみ分けしているんですか?」
この質問に対して、私はいつもこう答えるようにしています。
「ジューシーのモデルは、未来のことしか考えていません」と。
これは決して、格好をつけた言葉でも、耳飾りの良い嘘のうたい文句でもありません。
ゴルフクラブの世界には、マーケティング的な“聞こえのいいキャッチコピー”が溢れがちです。しかし、私たちが追求しているのはそういった装飾ではなく、「物理的に、今までにない性能を本当に創り出すこと」です。
素材、構造、重量配分、そしてフルCNC加工だからこそ可能になるミクロン単位の制御。物理的な裏付けのないアイデアは、ジューシーのプロダクトにはひとつも存在しません。


確実な正統派未来型アイアンとして

先ほど触れた「cHアイアン」は、まさに私たちが提示した“かなり先の未来作”でした。スイングメカニズムの概念を再定義し、大型ドライバーと同じく大慣性モーメントを活かしたスイングを可能とする、新しい安心感と弾道安定性を生み出したプロダクトです。
大慣性モーメントは、打点がばらついてしまう人のためだけでなく、力強く速く振る上級者にも最大の武器になる。そんな性能をタフなセッティングでも使えるサイズ感と心地よい打感で実現しました。
そして、それと並行して確実な足取りで開発を進めていたのが、今回のNEWモデルです。
cHアイアンで新たな境地を切り拓いたからこそ、今作では「自分自身がこれまでのキャリアで培ってきた得意技・ノウハウ・要素のすべて」を注ぎ込む時が来たと感じています。
長年クラブ設計に捧げてきた知見を惜しみなく投入し、物理的根拠に基づいた最高レベルのトータルバランスを追求しました。


道具がプレーヤーを助ける

「道具がプレーヤーを助ける」とは、単に大雑把な易しさに頼るということではありません。プレーヤーが自信を持って振り抜き、イメージ通りの弾道を再現するために、物理スペックが限界までサポートしてくれるということ。
そのことこそ、私が長年クラブ設計家として研究、追求してきたゴルフクラブに求める
性能の本質です。
NEWモデルでは、私が考えるすべてのアシスト機能を、高次元で融合させることを目標としました。
たとえば、
シャフトを活かせる重心性能
心地よく振れる軽量感
タフなセッティングでも使えるサイズ感
軟鉄単一素材を活かした心地よい打感
止めることが出来る弾道を維持した飛距離性能
ナイスショットをイメージさせる正統派なフェース形状
などなど
他にもたくさんの思いを詰め込んで設計をしましたので、
言葉通り、今できる最高にバランスのとれた、最強のアシストアイアンに仕上がっています。

年内の発売に向けて、現在最終の準備を進めております。

ジューシーが自信を持ってお届けする「正統派未来型アイアン」。
どうぞ、ご期待ください。