皆さんと共有したい、JUCIEがつくる未来

こんにちは、ブログ担当のtKです。
cHアイアン「令和イケメン」と一緒に告知させてもらっている「正統派」について、
「その後はどうなんだ!?」
というお声をたくさんいただいておりますが、もう少しだけお待ちください(汗)。

さて、これまで何度か松吉さんとJUCIEについて話をする中で、
「どんなブランドにしていきたいのか」
そんな話を聞く機会が何度かありました。
そのたびに何となくイメージはしていたのですが、先日あらためてゆっくり話をさせてもらったことで、その輪郭が少しずつはっきりしてきたように感じました。
もちろん、これはあくまで僕なりに感じ取ったイメージです。
でも、せっかくなら皆さんにも一緒に未来を想像していただけたら嬉しいなと思って今回は記事にさせていただきました。


プロが使うクラブ、という印象

JUCIEというブランドを知ったきっかけが、トーナメントで使用している選手だった、という方も多いと思います。
実際に、選手自身がJUCIEを指名し、試合で使用している。
そうした背景もあり、
「プロが使うクラブ」
「上級者のためのクラブ」
という印象を持たれている方も多いのではないでしょうか。
事実、それだけ厳しい世界で使われていることが、JUCIEというクラブへの安心感や信頼にもつながっていると思います。
僕自身もJUCIEに関わり始めた頃は、そういう側面を強く見ていたように思います。
でも、松吉さんと話をしていると、目指しているところは、そこだけではない。
その先にあるものを大切にしている、そんなふうに感じています。


上手くなりたい。でも、その先にあるのは「ゴルフを楽しむこと」

ゴルファーの多くは、プロを目指しているわけではありません。
競技ゴルファーを目指しているわけでもない。
でも、
「もう少し上手くなりたい」
「もっと良いショットを打ちたい」
「もっとゴルフを楽しみたい」
そう思っている方は、本当にたくさんいます。
スコア100を切りたい人もいれば、90を切りたい人もいる。
今より少し飛ばしたい人もいれば、アプローチをもっと上手くなりたい人もいる。
目標はそれぞれ違います。
でも共通しているのは、
今より少しゴルフが上手くなることで、もっとゴルフを楽しみたい。
ということではないでしょうか。
松吉さんと話をしていて感じたのは、JUCIEというクラブを通じて、そんなゴルファーがもっともっと増えていくことを望んでいるんだな、ということでした。
プロが試合で使える性能を追求すること。
それと、より多くのゴルファーがゴルフクラブを通じてゴルフを楽しめること。
この2つは、決して別々のものではなく、繋がっているものなんだと感じます。


クラブを手にした、その先にあるもの

クラブメーカーとして良いクラブをつくる。
これは僕があえて言うまでもなく、僕らが想像する何歩も先を見据えながら、松吉さんは常にクラブを設計してくれています。
でも、そこで終わりではない。
良いクラブと出会ったことで、ゴルフが少し楽しくなる。
良いショットが打てるようになったことで、もっとゴルフ場へ行きたくなる。
そして、同じようにゴルフを楽しんでいる人たちと出会う。
そんなところまで含めて、JUCIEというブランドをつくっていきたいのではないか。
僕には、そんなふうに聞こえました。
そしてこれは、僕自身も一人のユーザーとして、すごく楽しみにしている部分です。


JUCIEユーザーが集まった、その先

これはまだ、これからの話です。
でもいつか、JUCIEを使っている方々が集まる機会がもっと増えていったら面白いなと思っています。そこで大切になるのは、スコアよりも、
同じクラブが好きだったり。
ゴルフが好きだったり。
もっと上手くなりたいという気持ちを持っていたり。
そんな共通点から、人と人がつながっていく。
JUCIEというクラブをきっかけに、ゴルフ仲間が増えたり、新しい楽しみ方が見つかったり。
ゴルフの楽しみ方そのものが、少しずつ広がっていく。
そんな場所ができたら、とても面白いと思っています。
まだ、これから形になっていくものです。
だからこそ、僕自身もユーザーの一人として、この先JUCIEがどんなブランドになっていくのかを楽しみにしています。
そして何より、これからもずっと、長く良いクラブをつくり続けてもらいたい。
良いクラブが生まれて、それを手にした人がゴルフをもっと好きになる。
そこからまた人がつながって、ゴルフの楽しみが広がっていく。
そのクラブを手にした人のゴルフが、その先でもっと楽しくなっていく。
先日、松吉さんと話をしながら、
JUCIEが見ているのは、そんな未来なのかもしれないな。
そんなことを感じました。
そして、その未来をJUCIEユーザーの皆さんと一緒に見られたら、僕自身もとても楽しみです。

ロフトピッチで選ぶと失敗する?100ヤードを基準にする自分だけのセッティング

みなさんはウェッジのセッティングを考えるとき、どうやって決めていますか?
よくあるのが「Pwが46度だから、間を均等にして50度、54度、58度かな」といったように、「ロフトピッチ(角度の間隔)」だけで機械的に揃えてしまうパターンです。
実はこれ、実際のプレー時にアプローチの窮屈さを招く典型的な罠なのです。
今回はロフトの数字に沿ったイメージではなく、物理的にクラブとボールの間で起きている現象を紐解く目線から、本当に実戦で結果が出るウェッジセッティングの考え方を整理してお伝えします。


「100ヤードを何度のロフトでどう打っているか」という事実を確認する

セッティングの起点は、一番下のSwではありません。
まずは「自分が今、何度のロフトのクラブを使い、どんなスイングで100ヤードを打っているのか?」という客観的な事実を整理・確認してみてください。
この「100ヤードを打っているクラブのロフトと状態」を観察していくと、自ずと自分のスイングと道具への依存度(余裕をもって自力で打てているのか、クラブの軽さやシャフトのしなり戻りに助けられているのか)が見えてきます。
そのうえで、ご自身の現状に合わせて、まずは100ヤード程度を打つクラブとして、それぞれどのような性能のヘッドを選ぶべきかを見ていきましょう。

・道具の性能(軽さやしなり戻り)に頼らず、自力でしっかり打てている場合
このタイプの方は、素直に「フルショットがしやすい性能」のヘッドを選んでいくのが正解です。現状で使っているロフトによって、選ぶべき性能が変わってきます。

現状、ロフト50度以下で100ヤードを打っている場合:
アイアンに近い感覚で振れるモデルや、アイアンセットの流れにあるPw・Gw・Awといった、構えやすさとライン出しやすさを重視した性能を選ぶのが最もスムーズです。

現状、50度より寝ているロフト(51度や52度など)で100ヤードを打っている場合:
ロフトがある分、フルショットでスピンがかかりすぎて距離が落ちたり、吹き上がったりしやすくなります。スピン量が適度に抑えられ、しっかり距離を押し出せる性能のヘッドを選んでください。
JUCIEのモデルで「100ヤードを自力でしっかり狙う」領域なら、tTウェッジ2.0 5112Tがおすすめです。適度なスピン量と伸びのある飛距離とのバランスが秀逸です。

・100ヤードを「道具の性能」を活用して打っている場合
もし「100ヤードの飛距離にあまり余裕がなく、シャフトの軽さやしなり戻りをフルに利用して飛ばしている」と認識できた場合は注意が必要です。
というのも、「フルショット」と「距離を抑えるコントロールショット」では、スイング中のシャフトのしなり方(物理現象)が変わってしまうからです。
このタイプの方は、100ヤード以下のクラブを選ぶ際には、ヘッド選びだけでなく「シャフトスペック」まで含めたセッティングを考えていく必要があります。

フルショットで勝手に飛びすぎないようにする工夫:
ウェッジだけ少し重めのシャフトを選び、クラブの飛距離性能を適度に変えてあげるのがおすすめです。この場合、「等間隔なロフトピッチ」はまったく意味がありません。実際に打ったときに何ヤード飛ぶかという「結果ベース」で距離差を見て、ロフトピッチの数字は完全に無視して選ぶのが正解です。

女性ゴルファーなど、Swまでクラブの性能をフル活用したい場合:
「短い距離のコントロール専用」として、短めで少し重めのSWをもう1本追加で入れるのが非常に効果的です。フルショット用とコントロール用で、場合によって同じロフトであっても役割を明確に分けることで、バンカーの脱出や距離のコントロールがとても簡単になります。

女子プロの具体的な例としては、複数の優勝経験のある選手で、まったく別のPwを2本入れていたり、同一メーカーではありますがPwが70g台、AwとSwは90g台でそれぞれ別のシャフトを入れていたりと、フルショットから距離調整ショットへの変化を、道具で調整しています。


100ヤード以下を「1本」で行くか、「2本」に分けて構成するか

100ヤードを打つクラブが決まったら、次はそれ以下の距離(ショートゲーム)をどうカバーするかです。ここでの選択肢は「1本でカバーする」か「2本(あるいはそれ以上)に分けて役割を持たせる」かになります。
52度で100ヤードを打ち、そのクラブでアプローチもこなし、さらに得意のSw番手1本でプレーをするのが、過去よく見られたセッティングでした。
この場合は、100ヤード用クラブでも幅広くアプローチショットをしやすくするよう、先ほど紹介をした5112Tのように、ロフトが多いのに飛距離もちゃんと出る性能だと、1本での戦略の幅が広がります。
ただ、そもそも100ヤードを50度以下のロフトで打っている場合や、最近の傾向として2本にして役割分担をさせるケースが増えてきました。
その際のポイントとして必要な性能は、まず「フルショットで距離差が確実に出るヘッドかどうか」だけです。ロフトピッチを気にしすぎると、ショートゲームで高い球が打ちにくいヘッドを選んでしまいがちですので、自分が打ちたい球筋や状況に合わせた性能で選ぶのがポイントです。
JUCIE特有の55度ラインナップから選ぶ場合は、次のような点をご参考ください。

5509B:フェアウェイの良いライから、距離のコントロール(縦距離の打ち分け)を繊細に行いたい方に最適。
5512T:フルショットで距離が出しやすく、短いショットでもロフト通りの高い球やスピンの効いた球が打ち分けやすい万能モデル。
5508G:Sw代わりになるほどオールマイティな性能。距離のあるバンカーやタフなライからでも繊細なアプローチが打てます。


数字のピッチではなく「起きる現象」で選んでほしい

ウェッジ選びで一番もったいないのは、「きれいな角度のピッチで揃えなきゃ」という思い込みに縛られてしまうことです。そして、番手で選ぶという概念も一度見直してほしいです。
100ヤードを打つ場合、飛び系の42度のPwで、軽量シャフトでフルスイングしている人や、58度のSwで余裕をもってその距離を飛ばしているプロもいます。
100ヤードを打つ場合は、ヘッドスピードの違いから、ロフトもヘッド性能も異なる様々な現象があるのに、10ヤードを打つ場合は、それほど大きな違いはありません。
ですので、その間の90ヤードを、どうやって整えていくかは、人それぞれいろいろな方法があって当然なのです。
「100ヤードを何度のロフトでどう打っているか」という事実から自分の状態を認識し、100ヤード以下を 1本でシンプルにいくか、Swの他にもう1本足して役割を分けるのかを決める。そして、ロフトの表記数字にとらわれず「実打で何ヤード飛ぶか」というリアルな結果をもとに、ショートゲームで自分が一番ラクに楽しく打てるセッティングをぜひ見つけてみてください。

試打会で改めて感じた、Tソールの本当の強さ

こんにちは、ブログ担当のtKです。
先日、久しぶりに試打会を開催させていただきました!
かなり暑い日でしたが、熱心なゴルファーの方々が多く足を運んでくださり、とても良い試打会となりました。
その中で改めて感じたのが、tTウェッジ2.0「Tソール」の完成度の高さです。
普段は、実際に自分で使用して感じたことを記事にすることが多いのですが、今回は試打会でさまざまなゴルファーのショットを見て、客観的な立ち位置で感じたTソールの魅力について書いてみたいと思います。


ゴルファーの違いを受け止めてくれる個性

試打会には、本当にさまざまなタイプのゴルファーが来場されます。
JUCIEのウェッジには、「どう打ちたいか」に合わせて選べるソール形状があります。
しかし、試打会で多くの方が最初に気にされるのは、
「普通に打って、気持ちよく当たるか」
「思った距離や高さでボールを運べるか」
という、ごくシンプルなことです。
「このソールで、このように打ちたい」という以前に、「まずは安定して打てるか」が、多くの方にとって一番気になるポイントなのだと思います。
そして、クラブの使い方も人それぞれです。
• 上からしっかり打ち込む方
• 横から払うように打つ方
• 少しトップ気味、薄めに当たる方
本当にさまざまです。
それでもTソールは、その違いをしっかりと受け止めながら、ある程度のズレまで幅広くフォローしてくれていました。

ずっとショットを見ていると、インパクトから接地にかけてのソールの動きに違いが見えてきます。ソールがしっかり機能しているときは、ソールが地面にピタッと張り付くように接地し、そのままスムーズに抜けていくように見えます。
一方で、ソールがプレーヤーのスイングに合っていなかったり、うまく機能していない場合は、その動きがどこか落ち着かず、不安定に見えることがあります。
もちろん、これは僕自身の感覚であり、かなり主観的な表現です。
ですが、試打会で多くのショットを見ていると、その違いを強く感じました。
スイングタイプが違っても、極端に結果が変わらない。皆さんが打っている姿を見ながら、改めて感じたのが、Tソールは
「ソールが仕事をしてくれる」 「ソールがしっかり機能する」
ということの強さです。
ゴルファーがクラブに合わせにいくのではなく、ソールが自然と良いインパクトへ導いてくれる。そんな印象を改めて受けました。


60°・58°に表れる違い

特に印象に残っているのが、60°や58°といったロフトの大きいウェッジです。
このロフト帯は、一見すると普通に打てているように見えても、実際にはボールの下をくぐってしまい、思ったより飛ばず、距離感が合わなくなるケースが少なくありません。
「ちゃんと打てたと思ったのに、思ったより飛ばない」
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
一方でTソールは、そうしたボールの下を「くぐる」現象が、ほとんど起こりません。
このあたりは、見ていて思わず「すごいな」と感じさせられる部分でした。
さらに、肉眼でも分かるほどしっかりとスピンが入った状態で飛んでいき、約40ヤード先に設置された人工マットのグリーンに対しても、ボールが地面に食いつくように止まっていく場面を何度も見ることができました。
試打された方々の中で60°は使っている方は少なく、その違いをはっきりと実感されていたのが印象的でした。


実際に使っている方の声

今回の試打会には、すでにTソールをご使用いただいているユーザーの方も来場してくださいました。
実際の使用感を伺うと、
「バンカーが圧倒的に変わりました!」
とおっしゃっていました。
もちろん、バンカーショットには技術も必要です。
ですが、ソールが砂に対して適度な抵抗を生みながら、必要以上に刺さらず、自然に抜けてくれる。バンカーはその機能性が大きく影響すると思っています。
だからこそ、プレーヤーは余計なことを考えず、安心して振ることができます。
アプローチだけではなく、バンカーもしっかりとカバーしてくれる。
こうした隙のなさも、Tソールの大きな魅力なのだと改めて感じました。


ソールは、見えない性能

今回の試打会でもそうでしたが、ウェッジを選ぶとき、多くの方はフェース形状や構えたときの印象に目が向きます。もちろん、それも大切です。
しかし、本当にスコアに影響するのは、インパクトのほんの一瞬、ボールとともに地面へ接するソールの働きです。
どんなスイングタイプにも極端に合わせるのではなく、多くのゴルファーが安心して使える懐の深さ。
試打会という、さまざまなゴルファーが同じクラブを打つ環境だからこそ、その完成度を改めて実感することができました。
まだTソールを体験されたことのない方は、ぜひ一度、アプローチやバンカーでその性能を試してみてください。
数字やスペックだけでは伝わらない。
「なるほど、こういうことか」
そう思わされる性能が、そこにはあると思います。

フルCNC加工がもたらす、「本当の精度」とは?

今回のテーマは、ジューシーの現在販売しているすべてのクラブに共通する「フルCNC加工」についてです。
最近、アイアンやウェッジに「CNC加工」を取り入れているクラブをよく見かけるようになりました。完全に全体を削り出す「フルCNC」もあれば、バックフェースなど一部だけに施している「部分的なCNC」もあります。
ジューシーがすべてのモデルで「フルCNC加工」にこだわり続ける理由はなぜなのか?
そして、単なる「見た目の美しさ」ではない、ゴルファーにとっての本当のメリットとは何なのか? についてお話ししたいと思います。


「CNC加工 = 精度が高い」とは限らない?

そもそもCNC加工とは、コンピュータで数値制御された機械加工のことです。手作業に頼らず、プログラムによって正確な加工を何度でも再現できるのが最大の強みです。
一見すると「手作業より精度が高い」と思われがちですが、ここで大切なのは「何に対しての精度なのか?」という点です。
実は、「一部分の精度」を優先するあまり、クラブとして最も重要な「別の部分の精度」が犠牲になっている例が少なくありません。
この違いを分かりやすくするために、「陶器の湯呑み作り」を例に挙げてみましょう。


「達人の湯呑み」と「表面だけのCNC」

ここに、陶芸の達人が作った素晴らしい湯呑みがあるとします。
達人の湯呑み
外側の曲面が美しいだけでなく、長年の勘と指先の感覚によって、内側の壁も外側に綺麗に追従しています。全体が均一で適切な肉厚になっているため、焼き上がりの強度が保たれ、割れにくい構造になっています。

では、この湯呑みを「機械加工(CNC)」で高精度に再現しようとしたらどうなるでしょうか?
ケース①:適当に作ったベースの外側だけを、達人の形に削った場合
ベース(元々の素材)の形が揃っていないのに、外側だけをきれいにCNCで削り出した場合、外側は達人の湯呑みに似ていても、肉厚は均一にならず、強度不足でわれてしまいうこともあります。
ケース②:容積を統一するために、内側だけを完璧な円筒形にした場合
内側を機械で綺麗な円筒形にくり抜くと、やはり肉厚がバラバラになります。万が一、加工の中心が少しでもズレれば片側だけが薄くなり、強度不足で割れてしまいます。

どちらのケースも「見た目が美しい」「容積が正確」といった一部分の精度は上がっていますが、湯呑みとしての基本性能(強度・耐久性)はむしろ悪化しています。
これが、「デザインや仕上げのためだけに施されたCNC加工」の落とし穴です。
達人の湯呑みを真の精度で再現するには、「内側も外側も、すべて同時に機械加工(フルCNC)」を行うこと。そうして初めて、製品全体としての精度が高いと言えるのです。


ジューシーがめざす本当の精度とは

クラブ造りもまったく同じです。
バックフェースのデザインやフェース面のミーリングを綺麗に見せることも大切ですが、ジューシーが最も大切にしているのはもっと根本的な「基本性能の精度」です。
ライ角・ロフト角が、設計データ通り完璧に再現されているか?
フェースの輪郭、ソールの当たり方、構えやすいネック形状が寸分狂わず作られているか?
これらは当たり前のように思えて、実は研磨職人の手作業に頼ると最も個体差(ばらつき)が出やすい部分でした。
ジューシーは、この個体差を押さえるために「フルCNC加工」を採用しています。
重心位置、ライ角・ロフト角といった基本性能を一切損なうことなく、狙い通りの形状を完全に再現する。これこそが、私たちが追い求める「本当の精度」です。
性能の個体差を何よりも嫌うツアープロへのウェッジサポートにおいて、同じフィーリングのクラブを寸分違わず提供できるのも、このフルCNC加工があるからこそです。


達人を超えたものづくりを、最良の手段で

「それなら、コストをかけてどのメーカーもフルCNCで作ればいいのでは?」と思われるかもしれません。あるいは、「そこまでの精度は求めていないから、コストを下げてほしい」という考え方も当然あると思います。
だからこそジューシーは、ただ機械で削るのではなく、「設計力」と「フルCNC」を掛け合わせることで、達人の手作業すら超えるクラブを目指しています。
達人の作ってきた美しい形状を保ちながら、手作業では不可能なレベルで正確な性能を叩き出すこと。
結局のところ重要なのは、「どう作るか(手段)」ではなく、「何を作るか(目的)」です。そこに誇れる性能が伴っているかどうか。
例えば最新の「cHアイアン」は、軟鉄アイアンとして最大級の慣性モーメントと心地よい打感を両立していますが、これはフルCNCでなければ絶対に実現できない設計でした。
今後も私たちは、CNCという言葉のイメージに甘んじることなく、あくまで「最高の性能を生み出すための手段」としてものづくりに向き合っていきます。
CNCをアピールするゴルフクラブを選ぶ際は、ぜひ「このCNC加工は何のために施されているのか?」「本当に欲しかった精度が上がっているか?」という視点でも見てみてください。そうしていただければ、ジューシーのクラブに込めた想いと本当の価値を、より深く感じていただけるはずです。

組み立てまでがJUCIE

こんにちは、ブログ担当のtKです。
今回は少し、JUCIEの「組み立て」について書いてみたいと思います。

皆さんご存じの通り、ゴルフクラブはヘッドだけでは使えません。
シャフトが挿さり、グリップが装着されて、初めて一本のゴルフクラブになります。
つまりゴルフクラブとは、大別すると
ヘッド・シャフト・グリップという3つのパーツを組み立てて完成するもの。
そして、その組み立ては必ず“誰か”が行っています。
実はJUCIEは、この「組み立て」にもかなりの自信とプライドを持っているんです。


今でこそJUCIEは全国の取り扱い店様へヘッド単体でも提供しています。
ですが、コロナ前までは基本的に完成品でしか販売していなかったそうです。
なぜか。
それは、「自分たちが設計した意図通りのゴルフクラブ」として自分達の手で組み立てて提供したかったから。
ヘッドを設計するだけではなく、
シャフトが入り、グリップが装着され、
一本のゴルフクラブとして完成した状態まで含めてJUCIE。
そんな考え方があったそうです。


その考え方を支えているのがツアーの現場です。
JUCIEの組み立て現場には、日々さまざまな選手がクラブを持ち込んでくるそうです。
調整だったり、組み直しだったり、依頼内容はきっと多岐にわたるでしょう。
「わざわざ組み直す必要があるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、選手がわざわざ持ち込むには理由があるはずです。
松吉氏はよく、ツアーの現場をF1やラリーに例えます。
一般ユーザーが使うクラブとは少し違う世界で、そこまでの性能や精密さ、高度な技術を支える設計は必要ないのかもしれません。
でも、そのタフな環境で得た知識や経験を、一般ユーザー向けの製品へ落とし込んでいく。
ヘッド設計だけでなく、組み立てにもそのノウハウが活きているそうです。


実は僕自身、
クラブの「振り心地」がとても気になってしまうタイプでした。
皆さんもありませんか?
「なんとなく軽く感じる」「ヘッドを感じづらい」「振り遅れる」
数値や言葉では説明しづらいけど、なんか気持ち良く振れないなぁ。
そんな感覚です。
僕は今まで、新しいクラブを手にすると、ほぼ毎回鉛を貼っていました。
ここに貼って、やっぱりこっちにも必要だな。
ちょっと貼り過ぎたな、剥がそう。
また貼ろう。
そんなことを繰り返して、自分好みに仕立てていました。
でも、ある時気づいたんです。
JUCIEで組んでもらったクラブだけ、鉛を貼っていないなと。
特別意識していたわけではなかったのですが、あまりにも普通に使えてしまっていたので、後から気づきました(笑)。
「あれ?そういえば触ってないな」と。
別に僕専用に組んでもらっているわけでもありません。
「こうしてほしい」と細かく伝えたこともありません。
なのに、不思議とそのまま使えてしまっていました。


理由は、ごめんないさい、よく分かりません。
僕自身、昔は自分でクラブを組んでいた時期もありますが、
どこをどう調整したら、こんなに違いが出るのか、分かりません。
これを言ったら「一緒にするな」と怒られそうなので言いませんが(笑)。
もしかしたら数値で説明できる部分もあるのかもしれませんし、それだけではない何かがあるのかもしれません。
ただ一つ言えるのは、僕はJUCIEで組んでもらったクラブを、何も気にせず、ノンストレスで気持ちよく使わせてもらえているということです。


各パーツメーカーが日々しのぎを削り、素晴らしい製品を生み出しています。
ヘッドメーカーも、シャフトメーカーも、グリップメーカーも、
より良い製品を目指して開発を続けています。
ですが、ゴルフクラブはヘッドだけで完成するものではありません。
シャフトだけでもありません。
それぞれのパーツが組み合わさり、一本のクラブとして完成した時に、

「使い手」がどう振れるのか。どう感じるのか。

料理で例えるなら、最高級の食材だけを集めても、美味しい料理になるとは限りません。
どんな組み合わせにするのか。どんな味付けをするのか。
その調理方法で仕上がりは大きく変わります。
ゴルフクラブも同じなんだと感じます。
どんなに良いヘッドがあっても、どんなに良いシャフトやグリップがあっても、その組み合わせや組み立てが噛み合わなければ、本来の性能は発揮できません。
だからこそJUCIEは、ヘッドの設計だけでなく、組み立てにも強いこだわりを持っているのでしょう。


もし機会があれば、
ぜひ一度、

JUCIEが組み立てたクラブ

を使ってみてください。
ヘッド性能や飛距離性能だけではなく、「振り心地」という部分にも注目していただけたら嬉しいです。
メーカーとして完璧を求める姿勢。
そのこだわりは、きっと振った瞬間に感じていただけると思います。