― GOLF SHOP CHOICE(東京)/オーナー 吉田さん

こんにちは、ブログ担当の tK です。
今回は、JUCIE取り扱い店のインタビュー記事。
お客さんと直接向き合っている“最前線”からお届けします。
今回ご協力をいただいたお店は、東京都にある
「GOLF SHOP CHOICE」。
オーナーは 吉田さん です。僕が初めてお会いしたときの印象は、
クラフトショップのこだわり店主さんをイメージしていましたが、「ゴリゴリのイケオジやん……」と正直思っていました。
でも実際にお話ししてみると、めちゃくちゃ優しくて、無理にクラブを勧めないところも含めて、とても“大人”な方。
そのギャップがすごく素敵だなと感じました。
お客さんとの会話を聞いていても、良い意味で“商売っ気がない”。
悪い意味では……たぶん、売るのが上手すぎない(笑)。
でも、だからこそ信頼されているお店なんだと思います。
■ クラブを選ぶ基準は「固定客の顔」
吉田さんに「クラブを仕入れる基準」を聞いてみると、返ってきた言葉はとてもシンプルでした。
「まず、お客さんの顔が浮かびますね。」
スペック表より先に、
流行より先に、
頭に浮かぶのは“人”。
「あの人だったらどう感じるかな」
「このクラブだったら、あの人が楽しめるかな」
……これ、素敵じゃないですか?
商売である以上、利益や流行を気にして商材を選ぶのは自然なことだと思います。
でも、その前に基準が「人」である。
こういうお店って、どれくらいあるんでしょう。
そして、もう一つ印象的だった言葉。
「自分が打って、良いと思えないものは置かないです。」
これ、シンプルだけど重い。
自分が信じられないものを、人には勧めない。
CHOICEという店の“芯”が、ここにある気がしました。
■ 「優しさ」と「難しさ」は表裏一体
ゴルフ界でよく聞く言葉、「やさしいクラブ」。
でも吉田さんは、その言葉をあまり使いません。
「JUCIEの場合、ソールを見れば“人”が浮かぶんです。」
このソールだと、あの人の打ち方に合いそうだな。
このソールなら、入射がズレた時にあの人を助けてくれそうだな。
そんなふうに考えるそうです。
「出来る人向けのクラブは多いけど、出来ない人の気持ちを本当に分かってるクラブは少ないですよね。その人にとっての“優しさ”は人それぞれ。そこに対応ソール設計などで対応してくれるJUCIEは、正直ありがたいです。」
CHOICEが「お客さんに寄り添う」と言われる理由が、
この言葉に詰まっている気がしました。
■ 正直に言うと…「顔が好き」
JUCIEの話をしている中で、吉田さんが少し笑いながら言った一言。
「ぶっちゃけて言うと……顔が好きなんですよ。」
JUCIE以前から、松吉さんが生み出してきたあの“顔”が好きなんだそうです。
そしてもう一つ、印象的だったのが フルミルド の話。
「同じものがすぐに届いて、お客さんに渡せる。」
人の手で削る“一点物”にはもちろん魅力がある。
でも、1か月、2か月と待っているうちに、せっかくの高揚感が冷めてしまうこともある。
その点、JUCIEは同じクオリティのものが、すぐに手に入る。
これは本当に強い、お店としても助かるし、お客さんも早く使える。
結果、みんなハッピー。
■ お客さんの反応に「想定外が少ない」
ソールと使い手の顔を思い浮かべながら選んだクラブを渡すと、
「期待と真逆の反応って、ほとんどないですね。」
とのこと。
もちろん、
「スピンが入りすぎる」
みたいな声が出ることはあるそうです。
でもそれは、「ただの基本性能ですからね」と、吉田さんはさらっと一言。
誤魔化さない。
でも突き放さない。
この“正直さ”をどう伝えるかが、取り扱い店の腕の見せどころなんだろうなと感じました。
■ JUCIEというブランドは「ど真ん中」
JUCIEというブランドに対してどんなイメージを持っているか聞くと、
吉田さんはこう表現してくれました。
「どっちにも寄ってない、ど真ん中のメーカー」
飛び系でもない。
超お助けでもない。
「余分なものはいらない、って感じですね」
この“余分なものを足しすぎない”感じ、
CHOICEという店とも、すごくリンクしている気がします。
JUCIEはブレない。それが一番の魅力
JUCIEというブランドは結局「松吉さん、ですよね。」
がっつり流行に寄せることもしない。
単一素材のシンプルな美しさとか、JUCIEらしさは、ずっと残してほしい。
設計に対する プライドはずっと持ち続けて欲しい。
■ 編集後記(tKより)
今回のインタビューで感じたのは、GOLF SHOP CHOICEが見ているのは“クラブ”じゃなく、“人”だということ。
そしてJUCIEは、その視線にちゃんと応えられるメーカーなんだな、と。
売れるかどうかじゃなく、寄り添えるかどうか。
東京でショップを探している方、一度CHOICEに足を運んでみてください。
きっと、クラブの話だけじゃ終わりません。

