新作アイアン最速試打インプレッション

こんにちは、ブログ担当のtKです。
前回のブログから急展開です。
「ほぼ完成形が上がってきました。」
松吉氏からの一報があり、少し前にヘッドだけは見せていただきました。
そして今回のブログを入稿期日ギリギリ電話で、「打ちたいですか?」と。
そんなの当たり前じゃないですか!
「お願いします、打たせてください!」
食い気味どころか、ほぼ前のめりでお願いしました。
読者の皆さん、本当にすみません。
一足先に打たせていただきました。

今回はその“最速試打インプレッション”です。
※設計の深い話は、松吉氏から今後展開があると思いますので、僕はあくまで一人のゴルファーとして感想を綴りたいと思います(そして自称・日本一のファンとして)


まず、見た瞬間
4番からPWまで、すべてをとりあえずキャディバッグに入れてみました。
アイアンカバーを全部外し、改めてクラブとして並んでいる新アイアンを見た瞬間。
はい、格好いい…涙。
派手さはない。ゴテゴテもしていない。
でも、存在感や高級感はしっかりとある。
そして何より、「JUCIEだ」とすぐ分かるんです。

バックフェースでの差別化は今回のモデルのポイントではないと思いますが、ゴルファーとしては、自分のキャディバッグに並んでいるクラブの出で立ちは、所有感や満足感を高めてくれる大切なポイントです。
そんなところもしっかり抑えてあります、流石です。

これでほぼ完成形だそうですが、ここから最終的な商品にはまだ手を入れるそうで、
説明を聞いて、「そんなところまでやるんですね」と。
妥協が本当にないなと感じました。


「令和イケメン」は本当にイケメンなのか
令和イケメンというワードや狙いを話だけ聞いているときは、どんな感じになるんだろうと、ワクワク半分、不安半分でもありました。
でも構えた瞬間、分かりました。
確かに今多く流通しているヘッドからすると、クセはある。
でもそのクセが、ちゃんと魅力になっています。
よく俳優さんでいますよね。一見特徴的だけれども、雰囲気があってとても格好いい方。
あんな感じです。

しかも構えると——
めちゃくちゃ安心感がある。
ヘッドサイズの影響もあると思いますし、顔立ちのバランスもあると思います。その双方が相まって、この顔からは「やさしさ」をとても感じました。
tQアイアンと並べると、同じブランドとは思えないほどキャラクターが違います。
これ、どこかが真似して作ったら「なんか違う不細工」になるやつだなぁ、と思います。


打った瞬間、違和感
PWから軽く振っていくと、その瞬間、すぐ分かる。
「おっ、 飛び方が違う。」
これは今使用しているtQアイアンとの比較にもなりますが、他社さんの高慣性モーメントアイアンとも比較しています。

tQアイアンよりは少しロフトが立っている影響もあると思いますが、
打ち出しは想像より少し低めに出て——
そこから一気に上空に駆け上がっていきます。
上空に見えないレールがあるみたいに、そこを球が駆け上がっていくのです。
ジェットコースターが最初にゆっくりと登っていくレール、ありますよね。あんな感じのレールをイメージしていただくと近いかと思います。

そして9番、8番、7番と番手を上げても、同じように駆け上がっていきます。
しかも、どんどん“球が強く”なるんです。
ミドルアイアンからロングアイアンになると、
「え、こんなにすっ飛んでいくの!?」
tQアイアンの滑らかで美しい弾道に慣れていると、最初は番手と球の勢いが一致しません。
かといって、いわゆる飛び系アイアンともまた違う感じなんです。ここをうまく言語化が出来ないのですが、これは皆さんも打ってみると分かると思います。
そして気づけば——
令和イケメンのクセのある顔なんて、この頃には、あたかもずっと存在していたかのように、まったく気にならなくなっていました。


距離や打感について
距離については、トラックマンレンジがある練習場で確認しました。
全番手で5〜10ヤードは伸びている感じでした。
少し低めに飛び出して、レールを駆け上がるように舞い上がり、そして距離も出しやすい。
いわゆるツアー球のような弾道を比較的容易に打てる印象です。
そして、打感も損なうことなく気持ちよい。
軟鉄の柔らかさはちゃんとある。

高慣性モーメントというワードだけで、打感は少し犠牲になるのかなと勝手に想像していましたが、全く違いました。
これはJUCIEが一貫してFULL CNCで削り出しているから出せる作りなんだと感じます。
例えるなら、エアサスの高級車のような感じです。
キレイに当たったときは、
ヘッド全体でボールを包む感覚。
フェアウェイウッドを連想する重心の深さ。
マイルドなのに、芯がある。
松吉氏が今回のブログでも言っていた「快適性」。
正直、ピッタリだと体感できました。

単にやさしい、ではなく、任せれば気持ちよく振らせてくれる。
どんなシャフトを装着するかで、この「快適性」もかなり変わってくると思います。
ぜひ今から、
「今と同じシャフトか」
「少し余裕を持ったスペックにして快適性を追求するのか」などなど
そんなことを想像しながらお楽しみください。


コースがとても楽しみ
今回は練習場なのでレンジボールでのインプレッションになりますが。
でも、思い出しました。
tQアイアンを初めてコースで使ったときのこと。
あの弾道の美しさに見とれていました。

新作アイアンはどうなるんだろう。
きっと、また違う感動を与えてくれるのだと思います。
今はそれを想像している時間が一番楽しいです。

tQアイアンの良さ、そして今回の新アイアンの良さ。
それぞれキャラが違うだけに、どっちを使うのか。
そんな使い分けも楽しみです。


最後に
このアイアンは、性能や数値を見るよりも、とりあえず打ってみることをおすすめします。そして最後の微調整を終えて世に放たれる最終形態は、もっと格好良くみなさんの手元に届きます。
この段階まで来ているということは、そう遠くないタイミングで皆さんにも試打していただけるはずです。
新しいJUCIEの一面を、ぜひ感じてみてください。
コースでも使用感も、またお届けしたいと思います。

本当に欲しかったクラブを作れることに感謝

2026年2月にジューシー株式会社は創業8周年を迎えました。本当に多くの方々に支えられてこの「ジューシープロジェクト」を進められていることをとても感謝しております。


ゴルフクラブは商品じゃない!
そんななか今年初めとてもありがたいことに、月刊ゴルフダイジェスト様にクラブ設計家としての私を特集した記事を載せていただきました。その取材中に、「設計者としての理念は?」という問いかけをいただきました。そこでは、使い手が使いやすい道具を作ることを基本とし、「売るための商品」ではなく、「使うための道具」ということを常に意識しながら設計をしていると答えました。
その後、あらためて自分の理念、そしてジューシーとしてのこだわりはなにか?について考えてみました。


上質な快適性の追求
ターゲットに合わせた細かな配慮をできるかぎり織り込んだ、使い心地の良いクラブを目指していることは確かなのですが、そのターゲット像が、わかりやすさを求められるうちに、いつのまにか商品的な要素の強いカテゴライズに同調してしまっていたこと。これが嫌で、あらためてジューシープロジェクトを始めたのだと再認識しました。
快適さを求めることに、ゴルフの腕前は関係なく、究極は、はじめてのゴルフクラブとしてジューシーを選んでほしいという思いがあります。合わない・難しいクラブで苦労しながら練習するのではなく、はじめから快適にゴルフをしていただきたい。そんなことを考えていますし、プロゴルファーにとっての快適性なら、やはり信頼して使える、精度と性能の両立もとても大事です。どんなレベルのゴルファーでもそれぞれに個性があり、上質な快適性を求めているゴルファーはたくさんいらっしゃる。そんな方々に新しい性能のゴルフクラブを設計したいというのが私のジューシーとしてのこだわりだと思います。


コンフォータブルゴルファー
そのようなジューシーが目指すゴルファー像をひとことで表す新しい言葉を考えました。
「コンフォータブルゴルファー」
そこで、早速AIにコンフォータブルゴルファーとは?と聞いてみました。その結果は、
・快適性、心地よさ、そして自分らしさを大切にしながらゴルフを楽しむスタイルや、そのスタイルを体現するゴルファーを指します。
・自分にあったギア選び:無理のない重量やシャフトを選び自分のスイングテンポやパワーに最適なクラブを選択する。
・精神的・身体的な快適さ:無理な力任せのプレーではなく、リラックスして自然な動き(心地よいスイング)でプレーする。
・楽しむ姿勢:スコアを追い求めるだけでなく、美しい景色や自然のなかで過ごす時間そのものを楽しむ。
・ゴルフにおける快適さ(Comfort)は、技術の向上だけでなく、健康面やファッション、精神的な充足感を重視する。
まとめ
コンフォータブルゴルファーとは、快適な装備と前向きな心理状態で、ゴルフというスポーツを心から満喫するゴルファー

といった回答でした。AIってすごいですね。自分が伝えたいと思っていたゴルファー像にかなり近い見解となりました。


30年の思いを込めて
冒頭でも触れましたが、ジューシーとして9年目を迎えると同時に、私がゴルフクラブ設計に携わってから、30年目に突入します。振り返ってみると、この30年でアイアンセットなら60機種以上、単品ウェッジシリーズなら50機種以上のクラブを設計してきました。ジューシーとなってから既にアイアンだけでも10機種以上は設計をしています。
そのなかで、今回初めていままで一度も作ることのできなかった性能のアイアンを設計しました。それは、私がメーカーの立場を知る前に純粋に欲しかった性能で、あえて一言であらわすなら、「ヘッドスピードはそこそこ速いけどミスも多い」というゴルファーに必要な性能です。30年前はそのようなクラブも多少ありましたが、私の携わってきたブランドでは、その性能は「市場性が無い商品」との判断となり、夢を見たまま一度もチャレンジする機会がありませんでした。
しかし、この令和の時代になって、新しいゴルファーも増え、大慣性モーメントのドライバーをトッププロも使う時代には、絶対に受け入れられる性能だと思っています。
すべての要素をゼロベースで検討し、過去の良いクラブをあらためて確認・考察し、「令和のイケメン」として、自分の中ではいままでとはかなり違うフェース形状のアイアンを生み出すことができました。コースでしっかりとしたプレーが可能な適度なサイズ感をたもったまま、そのサイズとしては最大級の慣性モーメントで、それを、FULL CNCで軟鉄素材を精度よく削り出していくジューシースタイルで。実は頭の中では3年前に完成をしていたのですが、より精度よく、より物理的考察を深め、ようやく愛すべき性能に仕上がりました。
市場性がないかもしれない、ただ自分が欲しいと思った性能のクラブを設計できること。
本当に幸せです。 改めまして、ジューシーのクラブをご愛用いただいている方々、ジューシープロジェクトを支えていただいている方々、私を育ててくださった方々に感謝の気持ちを伝えさせてください。 新アイアン発表までもう少しだけお待ちください!

新作アイアンの続報

こんにちは、ブログ担当 tK です。
今回のブログは、JUCIE新作アイアンの続報についてです。
前回の記事を読んでくださった方から、
「令和イケメンとは何なんですか!?」という声を、JUCIEでもちらほらいただいていたようです。
……はい。終わるわけがありません。
あの後も、松吉氏から少しずつ、“情報のかけら”を取りに、ちょいちょい偵察に行っておりました。
今回も、許可をもらえた範囲だけになりますが、続報として共有させてください。


「令和イケメン」と「正統派」
特に気になるのは、やはり…
前回お伝えした通り、次回のJUCIE新作アイアンは、
• 正統派
• 令和イケメン
この2つの方向性を持ったモデルが、同時に存在する予定です。
で、ここからが本題。
やはり否が応でも気になってしまうのが、「令和イケメン」です。
正直、最初にこのワードを聞いたとき、「は、はい……」と思ったのも事実です(笑)。

でも話を聞けば聞くほど、これは単なるキャッチーな名前じゃない、
とんでもない狙いのあるプロジェクトだということが分かってきました。


アイアンの進化には「節目になるモデル」がある
松吉氏の話を聞く中で出てきた、
大きな狙いを込めた「ゲームチェンジャー」という言葉。

アイアンの歴史を振り返ると、
「ここから流れが変わったよね」というモデルが、何度か存在するそうです。
どのメーカーが、どのタイミングで、どんな思想に切り替えたのか。
このあたりは、クラブを長く楽しまれている方のほうが、
僕なんかより、よほど肌感覚で分かっていらっしゃるかもしれません。

そして「令和イケメン」は、その流れを汲みながら、令和の時代における“次のゲームチェンジャー”になることを目指して開発されているそうです。
……と、さらっと言っていますが、かなり凄いことですよね。


技術的な断片情報
具体的な話として、ひとつ挙げられていたのが慣性モーメント値。
ワンピースの軟鉄鍛造でありながら、
• 7番の慣性モーメントは 約2800g・㎠(軟鉄系のヘッドサイズの中では最大級)
この数値だけでピンと来る人は、相当なこだわりを持っている方だと思います。

近年は3Dスキャン技術の進化で、形状だけなら真似できる時代になっています。
JUCIEが発売した後、いろいろなメーカーが松吉氏の設計をマークしているので、
正直、形だけならすぐに模倣してくるでしょう。

でも松吉氏いわく、
• 令和イケメンらしい“顔”を成立させること
• tQアイアンから続く、同じ重心位置設計を守ること
形は模倣できたとしても、この2つを両立させながらの模倣は、ほぼ不可能な領域になるとのことです。

このあたりは、JUCIEだけという唯一無二感があり、ファンとしてはとても嬉しい限りです。
形状はキャビティバック。
ただし、いわゆる“やさしいキャビティ”とは、少し違うニュアンスを感じました。


個人的に一番意外だった「ロフト設定」
そして、
今回いちばん「え?」となったのがロフト設定。
• 令和イケメン:7番で31°
• 正統派:7番で29°
僕は完全に逆を想像していました。
これは、クラブの入れ方、そしてツアーで使う選手像を想定すると、自然とこの設定になるそうです。つまり今回の2モデルは、
• 見た目が違う
• キャラが違う
だけじゃなく、「当て方」が明確に違う。
顔で選ぶ入口ももちろんありますが、最終的には「どう当てたいか」でモデルが分かれる。
このあたりは、ウェッジのソール選びにも通じる考え方だなと感じました。


ゲームチェンジャーは、最初は疑われる
松吉氏が、ぽろっと口にした言葉が印象に残っています。

ゲームチェンジャーになるモデルは、
どの時代でも、最初はすぐに受け入れられない。
でも、気がつけば“それが当たり前”になる。
「令和イケメン」は、おそらく賛否両論が出る。でも、それでいい。
JUCIEは、そういうプロジェクトなんです。
そう語る松吉氏は、微妙に楽しそうな表情をしていましたよ。

開発経過
当初は昨年末頃に入る予定だったデモヘッドですが、
削り方がかなり複雑で、納得のいく最終形態まで、まだたどり着いていないとのこと。
話を聞けば聞くほど、「早く見たい!」「早く打ちたい!!」
という気持ちが募るばかりで、正直、身もだえる思いで帰ってきました。
とはいえ、そう遠くないタイミングで実物に触れられそうな期待もあり、
このワクワクは、もう少し続きそうです。

また続報をお届けします
今回も、全貌とまではいきませんでしたが、少しずつ輪郭は見えてきています。
また新しい情報が入り次第、続報をお届けします。
次は、もう少し踏み込んだ話ができるかもしれません。
どうぞ、引き続きお付き合いください。

「使えるやさしいクラブ」のその先へ -後編-

2026年を迎え、あらためて、ジューシーの製品に込めている私の思いと、これからさきの目標を、前回につづきただただ書いていきたいと思います。


ジューシーのクラブは難しいのか?
ジューシーのクラブは難しいのでは?と聞かれることがよくあります。答えはノーと言いたいのですが、そのように思われるのはしかたないとも思っています。最初のモデルからプロのパーソナルモデル的性能のウェッジを発売していますし、数多くのプロゴルファーが使用し優勝も複数回しています。やっぱりプロモデルじゃんという印象になりますが、私がどのような想い・こだわりで設計をしているかといいますと、すこし異なりますので、自動車の性能に例えて話していきたいと思います。


大切なのは、基本性能の高さ

自動車もゴルフクラブも大きなカテゴリーにわけて扱われることが多く、私の印象では、スポーツカーはプロモデル、ファミリーカーはアマチュアモデルのような感じです。さらには、ツアープロとの活動は、本格的なレースへの参戦、ワークスチームのような印象です。一般道では走れないような車でレースをしている感じです。そうなると、スポーツカーはかっこいいけど乗りこなせない。そもそもスピードは出さないなど、プロモデルは積極的には選ばないと思ってしまうこともあると思います。
でも、ジューシーのモデルは少し違います。例えるなら市販車ベースのレースやWRCに参戦するラリーカーのイメージです。大切なのは、ベースとなる車は街乗りで心地よく乗れる性能がしっかりと作りこまれていて、チューニングや乗り手の技術によって、とんでもなく速く走ることもできる基本性能の高い車となっていることです。R32のGT-Rや、初代インプレッサ、スイフトスポーツや現在ならヤリスのような車です。
ジューシーのクラブは、自身にあったシャフトや組み立て方をすれば、一般的なゴルファーにとっても心地よい性能になっていること、このことを深く意識しながら設計をしていますので、プロモデル=難しいではなく、自分モデル=使いやすい という感じで選んでいただきたいです。
ただ、この性能を作り上げるには、自分が設計のプロであることが大切ですが、やはりチューニングや使い手もプロフェッショナルな領域で感じ取れる基本性能ということが大切ですので、ワークスチームのような活動をこれからもしっかりと続け、常に最先端でプレーするプロゴルファーと共に自身を磨き上げて、すこしでも多くのゴルファーの皆様に喜んでいただけるクラブを作り続けたいと思います。


車は目的別だけでよいのか?
自動車は速く走れることに限らず、悪路の走破性や人や荷物が多く載せられること、燃費最優先など、それぞれの目的でカテゴライズされていますが、その中で「基本性能の高いラリーカーを目指す」というような考えが、ジューシーのこだわりの本質ですが、一方で、車は速く走るためのものだけでよいのか?ということも常に考えています。
25年くらい前、1600ccで180馬力という当時の排気量に対する馬力比で記録となるような4WD・MTのコンパクトなスポーツカーに乗っていたのですが、普段使いの煩わしさから、当時ではたいへん珍しい、3ドアのコンパクトSUVに乗り換えました。その車はスノーボーダーをイメージにした若者向けの車だったのですが、シニア層によく売れたと聞きました。
その車が選ばれた理由は、当時はSUVという言葉も定着しておらず、クロカンなど、悪路走破性重視な車というカテゴリーでしたが、乗り降りのしやすさや、アイポイントの高さ、ちょっとした段差を気にせず進める運転のしやすさが、シニア層により評価されたようです。現在は、コンパクトSUVにのるシニア層が本当に増えていると思います。


現場から生まれる、新しいニーズを生み出すクラブ
ゴルフクラブにおいても似たようなことが時々ありますが、近年の例を挙げると、あるメーカーがユーティリティとFwの中間となるクラブとして世に出したモデルがありました。実際に重心性能を確認してみると、私の目からは、弾道はFw的ですが、スウィングへの影響は、Fwよりはむしろアイアンに近い動きとなることが予想され、アイアン型UTの方が好きで、もう少しスピンが多くなることを求めているユーザーに最適だなと感じていました。結果は、やはりそのような使われ方をすることが増え、モデルチェンジを重ねるごとに、よりアイアンに近いスペックへと変化していったことがとても面白く感じました。
当初の目的とは違うところが評価され、そのような積み重ねが、現在のコンパクトSUV車となっていくように、ゴルフクラブも、カテゴリーで評価せず、実際の性能がゴルファーの求める新しい性能であれば、新しいスタンダードになっていく。また、カテゴリーに特化せず、使いやすさのバランスが取れている、「ただ楽しくゴルフをプレーできる性能」そんなクラブもしっかりと作っていきたいですし、ウェッジやUTも、まだまだたくさんの進化変化が可能だと考えていますので、より現場主義で、実際のゴルファーの皆さまにどんなクラブが必要かを、もっともっと追求していきたいと思います。
そんなニーズをしっかりとキャッチしていく新たな試みもいろいろと考えていますので、楽しみにしていてください。