JUCIE取り扱い店インタビュー

― GOLF SHOP CHOICE(東京)/オーナー 吉田さん

こんにちは、ブログ担当の tK です。
今回は、JUCIE取り扱い店のインタビュー記事。

お客さんと直接向き合っている“最前線”からお届けします。
今回ご協力をいただいたお店は、東京都にある
GOLF SHOP CHOICE」。
オーナーは 吉田さん です。僕が初めてお会いしたときの印象は、
クラフトショップのこだわり店主さんをイメージしていましたが、「ゴリゴリのイケオジやん……」と正直思っていました。
でも実際にお話ししてみると、めちゃくちゃ優しくて、無理にクラブを勧めないところも含めて、とても“大人”な方。
そのギャップがすごく素敵だなと感じました。
お客さんとの会話を聞いていても、良い意味で“商売っ気がない”。
悪い意味では……たぶん、売るのが上手すぎない(笑)。
でも、だからこそ信頼されているお店なんだと思います。


クラブを選ぶ基準は「固定客の顔」
吉田さんに「クラブを仕入れる基準」を聞いてみると、返ってきた言葉はとてもシンプルでした。
「まず、お客さんの顔が浮かびますね。」

スペック表より先に、
流行より先に、
頭に浮かぶのは“人”。

「あの人だったらどう感じるかな」
「このクラブだったら、あの人が楽しめるかな」

……これ、素敵じゃないですか?
商売である以上、利益や流行を気にして商材を選ぶのは自然なことだと思います。
でも、その前に基準が「人」である。
こういうお店って、どれくらいあるんでしょう。

そして、もう一つ印象的だった言葉。
「自分が打って、良いと思えないものは置かないです。」
これ、シンプルだけど重い。
自分が信じられないものを、人には勧めない。
CHOICEという店の“芯”が、ここにある気がしました。


「優しさ」と「難しさ」は表裏一体
ゴルフ界でよく聞く言葉、「やさしいクラブ」。
でも吉田さんは、その言葉をあまり使いません。

「JUCIEの場合、ソールを見れば“人”が浮かぶんです。」
このソールだと、あの人の打ち方に合いそうだな。
このソールなら、入射がズレた時にあの人を助けてくれそうだな。
そんなふうに考えるそうです。

「出来る人向けのクラブは多いけど、出来ない人の気持ちを本当に分かってるクラブは少ないですよね。その人にとっての“優しさ”は人それぞれ。そこに対応ソール設計などで対応してくれるJUCIEは、正直ありがたいです。」
CHOICEが「お客さんに寄り添う」と言われる理由が、
この言葉に詰まっている気がしました。


正直に言うと…「顔が好き」
JUCIEの話をしている中で、吉田さんが少し笑いながら言った一言。
「ぶっちゃけて言うと……顔が好きなんですよ。」
JUCIE以前から、松吉さんが生み出してきたあの“顔”が好きなんだそうです。
そしてもう一つ、印象的だったのが フルミルド の話。
「同じものがすぐに届いて、お客さんに渡せる。」
人の手で削る“一点物”にはもちろん魅力がある。
でも、1か月、2か月と待っているうちに、せっかくの高揚感が冷めてしまうこともある。
その点、JUCIEは同じクオリティのものが、すぐに手に入る。
これは本当に強い、お店としても助かるし、お客さんも早く使える。
結果、みんなハッピー。


お客さんの反応に「想定外が少ない」
ソールと使い手の顔を思い浮かべながら選んだクラブを渡すと、
「期待と真逆の反応って、ほとんどないですね。」
とのこと。
もちろん、
「スピンが入りすぎる」
みたいな声が出ることはあるそうです。
でもそれは、「ただの基本性能ですからね」と、吉田さんはさらっと一言。
誤魔化さない。
でも突き放さない。
この“正直さ”をどう伝えるかが、取り扱い店の腕の見せどころなんだろうなと感じました。


JUCIEというブランドは「ど真ん中」
JUCIEというブランドに対してどんなイメージを持っているか聞くと、
吉田さんはこう表現してくれました。
「どっちにも寄ってない、ど真ん中のメーカー」
飛び系でもない。
超お助けでもない。
「余分なものはいらない、って感じですね」
この“余分なものを足しすぎない”感じ、
CHOICEという店とも、すごくリンクしている気がします。

JUCIEはブレない。それが一番の魅力
JUCIEというブランドは結局「松吉さん、ですよね。」
がっつり流行に寄せることもしない。
単一素材のシンプルな美しさとか、JUCIEらしさは、ずっと残してほしい。
設計に対する プライドはずっと持ち続けて欲しい。


編集後記(tKより)
今回のインタビューで感じたのは、GOLF SHOP CHOICEが見ているのは“クラブ”じゃなく、“人”だということ。
そしてJUCIEは、その視線にちゃんと応えられるメーカーなんだな、と。
売れるかどうかじゃなく、寄り添えるかどうか。
東京でショップを探している方、一度CHOICEに足を運んでみてください。
きっと、クラブの話だけじゃ終わりません。